子どものサッカー、親はどう関わる?試合のあとにかけたい一言

試合のあと、帰りの車の中で、つい子どもにダメ出しをしてしまう。周りの子と比べて焦ってしまう。子どものサッカーに真剣な保護者ほど、こうした悩みを抱えがちです。
RADでは、保護者にお願いしている関わり方があります。結論から言うと、親ができる一番の応援は「サッカーを好きでいられる環境を用意すること」です。
プロになることだけがゴールではない
プロのサッカー選手になれるのは、ほんのひと握りです。親がどれだけ熱心にサポートしても、ほとんどの子どもはプロにはなりません。
では、プロになれなかったら、それまでのサッカーは失敗なのか。そんなことはありません。大人になっても週末に仲間とボールを蹴り、試合を見ながらサッカーの話で盛り上がる。サッカーを好きでい続けられることのほうが、人生をずっと豊かにしてくれます。
避けたいのは、親の期待が重くなりすぎて、子どもがサッカーを嫌いになってしまうことです。
成長の一番の燃料は「好き」
伸びていく選手に共通しているのは、とにかくサッカーが好きだということです。「もっと上手くなりたい」「あのプレーができるようになりたい」という、自分の内側からわいてくる気持ちに勝るものはありません。
反対に、サッカーが親に言われて通う習い事や、怒られないためにこなす義務になってしまうと、成長は止まります。言われたことしかやらない、失敗を怖がってチャレンジしない選手になってしまうからです。
怒鳴られると、子どもは考えられなくなる
試合中にベンチやスタンドから怒鳴られた子どもは、怖さや焦りで頭がいっぱいになります。人は強い不安を感じると視野が狭くなり、周りを見て判断することができなくなります。
ボールを持った瞬間に、怒られるのが怖くてとりあえず前に蹴る。それは判断ではなく、怖さからの逃げです。「怒られるから蹴る」環境では、自分で考えてプレーする力は育ちません。
親にしかできないこと
では、親は何もしないほうがいいのか。そうではありません。サッカーの土台になるのは、元気な体と、安心して挑戦できる心です。毎日の食事、睡眠、休養、そして家での安心感。これをつくれるのは、コーチではなく親だけです。
ピッチの中のプレーについて話したいなら、親自身もサッカーの原則を学んで、子どもと同じ目線で話すこと。それが難しければ、プレーには口を出さず、試合のあとは「今日、楽しかったね」「お疲れさま」とだけ声をかけてください。それが、子どもにとって一番ありがたい応援です。
ピッチの主役は子ども
白線を越えたら、監督も親も、もう何もできません。右にパスを出すか、ドリブルで仕掛けるか、シュートを打つか。決めるのは、ピッチにいる子ども自身です。
大人の役目は、考えるための材料と、思い切り挑戦できる環境を渡して、ピッチへ送り出すことです。
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